~多くの偶然とこだわりから生まれた糸島サクランボ農園について紹介します。~
<はじまりは’’さくらんぼ栽培’’>
社名にもある通り、当園の養蜂のきっかけはさくらんぼ栽培でした。
園長が以前の仕事のご縁で、ある方から福岡県糸島市でのさくらんぼ栽培を勧められたことをきっかけに独立後、所有していた広大な山でさくらんぼ栽培を開始しました。
「誰もやっていないこと」にロマンを感じ、約50本の苗木を一生懸命育てました。
ところが、高温・害虫・菌の発生により苗木が全滅。挫折を味わっていたある日のこと、さくらんぼの受粉用に飼っていた蜜蜂が山で予想外に大繁殖したのです。
大繁殖したということは「蜂蜜」が採れるということ。試しに蜂蜜を採って食べてみたところみかんの花のさわやかな甘みのある、これまでに食べたことのないような美味しい味。園長は一気に蜂蜜の虜に。
その後、園長は様々な蜂蜜を買い集め研究。当園の蜂蜜は市場に出ている蜂蜜より、美味しいと確信しました。
当園の山はさくらんぼの栽培には向いていなかったものの、養蜂に最適な花々が大量に咲いているため、養蜂づくりには最高の環境であることを知り、こだわりの蜂蜜づくりが始まりました。
<こだわりの蜂蜜づくりへ>
早速、さわやかな甘みの蜂蜜が採れるヘアリーベッチ(マメ科)を蒔いて蜜源を確保。その結果、ミツバチが大繁殖しこの山で養蜂の可能性を見出しました。
ここでもスズメバチにミツバチたちが全滅させられたり、ダニに悩まされたりしましたが、試行錯誤しながら養蜂を行い、ついにこだわりの蜂蜜が完成。
当初、すでに収入の柱があった園長にとって、蜂蜜づくりはひとつの趣味のようなものでした。そのため、利益というよりは「美味しい蜂蜜づくり」を追求できたのかもしれません。採蜜の時期や方法などにも、「誰もやっていないこと」にこだわり、最高の蜂蜜を完成させることができました。
そんな当園の蜂蜜を味わってみてください。